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家探し、土地探しを始めたあの頃・・・その3 住宅展示場の真実

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前回、土地探しで現実を知った私達。

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夫と話し合った結果、住宅展示場に出展しているハウスメーカーの注文住宅で家を建て、土地も一緒に探してもらうことにした。

それが手っ取り早いだろうという結論である。


それからというもの、毎週末は住宅展示場巡りとなった。

 

 憧れの場所

  住宅展示場という場所には、昔からほのかな憧れがあった。

通勤電車から見える豪華な家々は、高級住宅地のようで、某メーカーのバルコニーからは、巨大バルーン製の象が飛び出していて、「象も飼える家か・・・」としばし(間違った)想像をして楽しんでいた記憶がある。
こういう展示ハウスは夜が特にステキなのだ。
部屋の窓ガラスから漏れるたくさんのオレンジ色の柔らかな灯りは、それだけで幸せの象徴に見えるではないか。
「うわー~あんな家に住みたいな~」と。

これがイメージ戦略というものだね。


実際に足を運んでみて、 豪華な展示ハウスを見る事は、土地探しよりも断然楽しいが、そこで、気がついたことが3つある。

 

 

展示場は人が少ない

 1つ目は、想像していたよりも展示場に客が少なかったこと。

たまたま私が行ったところがそうだったのかと思いきや、他の住宅展示場もみんな同じだった。

だから私達が展示ハウスの前に近づくと、メーカーの人がすかさず「いかがですかー?」とにこやかに見学を勧めてくる。

それじゃあと中に入ると、美しく整えられたリビングルームでお茶やおしぼりのサービスだ。

のほほーんと入ったのに、大歓迎されてしまってかえって恐縮です~という気分だ。

そこで閃いた。

これはもしや、自分達が思っているよりも、世間の人達はハウスメーカーで家を建ててない?

マンションや新築建売や中古物件の選択肢の向こうに、高いハードルのハウスメーカーの建てる注文住宅がある。大手のメーカーなら品質や技術も信用できると思うが、やはりそれなりの金額が必要だろう。

若いファミリーならば、子供にもお金がかかるだろうし、ゼロから建てるとなるとハンパじゃない金額を家に費やすことになる。有名メーカーの家で建てましたというのは、ある意味ステイタスにもなるが、ブランドというものは何でもお高い。おのずと注文住宅でドーンと建てちゃおうか、という客の割合は限られてくるのである。

だから展示場に足を運ぶ家族連れは、メーカー側からしたら「久しぶりの獲物、逃がさへんでー!」になるのだろう。

私達は土日も平日も来場してみたが、平日はひどかった。シンとした、閑古鳥さえ鳴かない寂しさは耐えがたいものがあった。モデルハウスの玄関に入っても、誰も応対に出てこないメーカーもあったぐらいだ。

やはり多少は人の気配のある、土日に見学をするのがよいと思われる。

 

 

モデルハウスはイメージだけを売る

  2つ目は、どの家も普通住宅の大きさよりもずっと大きめに造ってあることだ。
これは住宅のイメージを伝えるために、よりステキにゴージャスに見えるようにしてあるかららしい。

展示場と同じサイズの家を、普段外で見かけないのはそのせいだ。
例えば某メーカーの素晴らしく大きな3階建て住宅は、建物だけで億単位だと聴いて笑ってしまった。
このサイズの家を買わせようとしているのではなく、あくまでイメージを展示しているわけだ。

なかには展示場サイズではなく、実際に建つ家と同サイズの展示をアピールするメーカーもある。だから展示ハウスがそのまま参考にしやすいというもの。

聴けば住宅展示場に家を展示し続けるのは、維持費が相当かかるらしい。

まず場所代がかかっているし、人件費や光熱費、その他諸々、地域によっては年間1億以上かかる場合もあるそうだ。
そして何年も同じ場所で同じ家を展示していれば、その分劣化もしてくる。
夢を売る展示ができなくなるのはマズイので、たまに建て替えもしている。
見学したあるメーカーのモデルハウスは、全体的にデザインが古臭くて、外壁なども薄汚い。ほどなく建て替えられたそうだが、そういう予算もたいそうなものだと思うし、全ては顧客の建築料金に上乗せされるようだ。

プラス、メディアへの広告宣伝費というものもある。

CMで「♪家に~かえれば~〇〇〇〇ハウス~♪」と、よく目にする住宅メーカーはそれだけお金をかけているので、やはりそれなりの金額の家になってしまうだろう。
逆にほとんどメディア宣伝をしないことを売りにするメーカーもあったりする。「その分当社は他社より安くできるんですよ~」という具合に。

 

 

 展示場のほとんどが二世帯住宅

 

 3つ目は親との同居を視野に入れた、二世帯住居の間取りが多かったこと。

これは大きなサイズの家を展示する必然性から、二世帯にする必要があったのではとも考えられるが、現在住んでいる親の家を建て替えて、子供世帯との同居のパターンが多いからというのも事実だろう。

土地さえあれば家の資金だけですむから、その分、有名ハウスメーカーに頼める余裕が出てくるのだ。

さらに「親からの資金援助」もあれば言うことなしだ。

私達も親からの資金は出るのかを何度か問われた。

 

何はともあれ、玄関でスリッパをはいて、各メーカーご自慢の家の中を巡るのはとてもとても楽しい。

憧れの広いキッチンだの、リビングだの中庭だの、うっとりする。「今日はここに泊まるー!」と叫びたいくらいステキ。

何を隠そう、中庭というのは私の永遠の憧れだ。

外庭よりも断然中庭派だね。

日当たりは良くないかもしれないが、外気も感じられるし、外リビングのように使えそう。裸で(ならんけど)歩いたって外から見えないからOKなんだから。


そんな楽しい見学も束の間。

その後は現実に引き戻される。
営業の人から長い時間、詳しい構造設備のことやローンの組み立てなどの説明を受けなければならない。

最初に入ったメーカーでは、3時間もかけて話を聴いて辟易だった。

もちろんそれぞれの住宅メーカーには、最初の目的である土地も探していることを伝え、そのたびに「レインズ」で目の前で検索してもらったものだ。
「レインズ」はどこの土地でも、検索者は同様に同じ物件を見られるので、別のメーカーで調べても結果は同じなのだが、そのへんは常に最新情報を得るために調べて貰っていたわけである。

それでも私たちの希望の土地は見つからなかった。

 

つづく

 

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